心と身体って本当にひとつ???
みなさんはどんなことがきっかけでヨガを始めましたか?
何かを始める時にはひとそれぞれ、それなりの理由があると思います。
私はというと。
生まれてはじめてヨガのスタジオへ足を運んだのは23歳の時でした。
学生時代からサーフィンをしていたので体幹を鍛えたり、海に行けない日の趣味として、
いわゆるエクササイズとして始めました。
初めて行ったスタジオで素敵なインストラクターのお姉さんに
身体の使い方が上手ですねと言われ、嬉しくなって
続けてみようと思ったのです(笑)
そのころに一度結婚をし、仕事や家庭のことで忙しくなり(←いいわけ)
1年ほどでスタジオに通わなくなくなりました。
そこから数年経ち、二度目にヨガを始めようと思ったのは
心がボロボロになり疲れてしまった時期のこと。
今度はエクササイズというよりは単純に仕事以外の時間を何かで埋めたい
心が苦しくなる現実と上手く向き合えなくなっていた自分の
現実逃避のような気持ちでした。
ヨガに熱心に取り組んでいたわけでもないし、特別な知識もない
クラスの最中、先生が話す内容も素直に受け取ることができませんでした。
心が穏やかってなんだよ!私はそれどころじゃないのに!
きれいごとばっかりいわないでよ!
呼吸も瞑想も身体の動きを止めると何一つ集中できず、
心の中で、ほかの生徒さんや先生に反発してばっかりいました。
それでもしばらく続けてみると
クラスの後なぜか心が洗われたような気になることに気が付きました。
なんだこれは?わけがわからないし。ヨガってなんなの?
身体を動かしているのになんで心に影響するのか知りたい!
これが私のインストラクターとしての原点です。
心が荒んでいるとき
自分の身体を大切にするのが難しく思います
身体の方は心に気づいてもらおうと健気にサインを送り続けているのに
心はひとつも聞く耳を持ちません
トラウマといわれるような大きな衝撃を受けると
身体は危険回避のために過敏になったり
反対に痛みや刺激に耐えられるように極端に鈍感になったりします
私たちの意思とは関係のないところで
身体はその持ち主が苦しまなくて済むように
誰にも気づかれずとも、持ち主さえ労わってくれなくとも
せっせと活動し続けているのです
それもこれもすべて、「私」というかけがえのない心を守るため
私たちが持って生まれた自動制御装置のようなものだと思います
この世に生まれてから一瞬たりとも離れず、心に寄り添ってくれているのは
まぎれもなく自分のこの身体です
あなたの心と身体はお互いに想い合っていますか?
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